3月に入りましたね。
能登半島の地震から2ヶ月が経ち、被災された方々の心の健康も非常に心配されるところです。
さて、毎年3月は自殺対策基本法で、「自殺対策強化月間」とされています。
日本の自殺者数と傾向
ご存知の方も多いと思いますが、日本の自殺者数は、一時期より減ってきています。
しかし、それでも年間22,000人くらいの方々が自ら命を絶っていて、よく考えるとすごい人数なのです。
特に最近の傾向では、小学生から高校生の自殺者数が増えています。これは、なんとかしないといけない状況です。
誰かに相談してくれていたら、何か変わったかもしれませんが、若い方の心境を想像すると、相談ってハードルが高いんだよね、と思います。大人だってそうなんですから。
ライフリンクのプロジェクト
そういう中で、長年、自殺対策に取り組んでいるNPO法人ライフリンクさんが、厚生労働省の補助事業として、新しいプロジェクトを開始しました。
それが『かくれてしまえばいいのです』です。
苦しいとき、消えてしまいたいと思ったときに、Web空間に一旦かくれていればいいんだよ、という取組です。リアルな世界には居場所が見つからないかもしれないけれど、Webであれば安心してドアを開けて、入れるかもしれませんよね。
絵本作家のヨシタケシンスケさんが描いているキャラクターなどの世界観も、とてもかわいくて、使ってみると色々楽しめることもあって、これはいいんじゃないかと感じました。
説明動画を見てみると、内容が少しわかります。
今、苦しい思いをしている若い方に、ぜひぜひ気軽に利用してほしいです。
このブログをご覧になる方は、おそらく成人の方。
ぜひ、『かくれてしまえばいいのです』を必要とされる若い方に、教えてください。
親御さん、学校や塾の先生、子どもや若い方に関わることのある方にも、この存在を知ってもらい、広めてもらえたらいいなと思います。