ポケモンがメンタル不調を改善してくれる

天井からつるされた羊のぬいぐるみと月と星のモービル。ポケモンスリープで、眠りを測定しましょう。

代表の木下芳美です。

睡眠時間が確保できない、深く眠れた気がしない、途中で何度も起きるなど、睡眠の悩みは多いですよね。私も「あ~よく眠れた~」という感覚が欲しくて、あの「ヤクルト1000」を飲み始めました。スマートウォッチやアプリで睡眠管理する人も、たくさんいますよね。

ポケモンスリープの登場

さて、「ポケモンスリープ」というアプリが7月にリリースされましたが、ご存知でしょうか。私は、カウンセリングにいらっしゃるクライエントさんから教えてもらいました。

8月のお盆前くらいから、前より寝られるようになったというクライエントさんが、「ポケモンスリープ」を使っているということが立て続けに起こり、非常に驚きました。「これです」とポケモンスリープの画面を見せて下さる方もあり、無料でも結構な機能が使えることに感心してしまいました。

メンタル不調と睡眠

メンタル不調になると、寝付きが悪い、眠れない、朝早くに起きてしまうなど、睡眠に影響が出ることが多いです。そのような苦しさから抜け出すために、お医者さんに薬を処方してもらい、まずは眠れるようにします。

そして、私のようなカウンセラーの仕事としては、薬と並行して、眠りの改善のために、どんな工夫ができそうか、クライエントさんと話し合うことになります。

生活記録表

まず、ご自分の毎日の生活がどうなっているか把握してもらい、カウンセラーがクライエントさんの毎日を理解するために、A4用紙にフォーマットが作ってある「生活記録表」を書いてもらうことが多いです。次回のカウンセリングまでの毎日を、子供の夏休みの宿題のように記録しておいてもらうのです。

今どき紙?と、私でも思いますが、経験上、紙の方が書き続ける確率が高いようです。おそらく、目に付くところに紙が置かれているのが効果的なのではないでしょうか。

それと、書いて眠りが改善するのか?と疑問を持たれますよね。書くことが、ストレートに良い眠りになるというより、書くとこんなことが起きるのです。

  • 日中こんなに寝てるんだと、まざまざと気づく
  • 人と会うために外出すると、その日の夜は寝つきが良かったと発見がある
  • 寝る直前までスマホを触ってるのが眠れなくさせてるかもと仮説が出てくる

そして、今より活動量を増やしてみようかとか、太陽の光を浴びたり、人と会ってみようという意欲が出てきたり、スマホを触る時間のリミットを決められたり。毎日の行動を少しずつ変えていくことになり、それが睡眠改善に繋がっていくのです。

しかし、紙に書き続けるのは面倒くさいと感じるのが人の常。だんだん書けなくなることも多いのが現実。(一時期でも書いたことが、一定の効果にはなっていると思いますが)

ポケモンスリープの優位点

そこで「ポケモンスリープ」。枕元に置いておくだけで、睡眠の記録をしてくれます。生活記録表が書けなくても、眠りの記録を自動でしてくれ、その画面をカウンセラーに見せてもらえれば、「こういう睡眠だったんですね」という情報が共有できます。

また、メンタル不調の方の中に、寝ればいいのに寝ようとしないとか、つい夜中まで動画やSNSを見たり、ゲームをしてしまう方があるのですが、ポケモンのかわいさのおかげで、早寝しようという意欲が湧いてきているようです。

デジテル機器を枕元に置くことの影響があるのでは、という心配はあるのですが、ポケモンで睡眠や生活リズムが改善しているのは事実です。

これまで、なかなか睡眠の改善のためのアクションが起こせなかった方、憂鬱な気分から抜け出せなかった方が、笑顔になってきているのを目の当たりにし、ポケモンにはかなわないと、脱帽の思いです。

ポケモンの力はすごい!

今回は「ポケモンスリープ」ですが、以前は「ポケモンGO」も、メンタル不調の方を元気づけてくれました。行動するのがおっくうだった方々の活動量を上げ、運動習慣を身につけることに貢献し、そして気分の改善に繋がったことがありました。

メンタル不調、特にうつ病は、楽しい、嬉しいという気持ちや、興味関心が感じられなくなるのが症状の一つです。ポケモンによって、それらが蘇ってくるのですから、ポケモンは、間違いなくメンタル不調の改善に役立っていると感じています。

ポケモンスリープ公式サイトはこちら