リーダーも自身の疲労やストレスに目を向けて

リーダー

広沢名古屋市長が定例会見で倒れた

現代社会において、リーダーが担う責任や重圧は計り知れないものがあります。

2025年6月30日、広沢名古屋市長が定例会見中に突然具合が悪くなり倒れてしまいました。

多くのメディアが集まる場でもあったため、その映像がニュースで流れました。

市長が突っ伏し、へたり込んで、職員に抱えられる様子を目の当たりにし、名古屋市民の私は大きな衝撃を受けました。

この出来事は、組織や地域を率いる立場にある方々にも、限界があることを示しています。

リーダーの重圧と健康リスク

企業、自治体、コミュニティのリーダーは、日々数多くの意思決定や対外的な活動を迫られます。

また、外部・内部の多くの人との関わりなど、多方面にわたるプレッシャーと向き合っています。

その忙しさや責任感から、つい自分自身の健康を後回しにしてしまうことも少なくありません。

広沢市長の例のように、極度の疲労やストレスが蓄積すると、心身に悪影響を及ぼし、思いがけない場面で体調を崩す可能性があります。

リーダーが倒れることは、組織全体や周囲に大きな動揺をもたらすだけでなく、リーダー自身の人生にも深刻な影響を与えてしまいます。

自分自身のケアが組織全体のためになる

責任感の強いリーダーほど、「自分が頑張らなくては」と思いがちです。

しかし、まず大切なのは自分自身の健康状態を正直に見つめ、必要なときは休息や助けを求める勇気を持つことです。

適度な休憩や睡眠、ストレス発散の時間を確保することは、決して「弱さ」ではありません。

それはむしろ、長期的に組織や仲間を守るために不可欠な自己管理能力の一部です。

リーダーだって人間

広沢市長の会見中の出来事は、リーダーもまた一人の人間であり、身体的・精神的な限界があることを意識させてくれます。

幸い広沢市長は、次の日には公務に戻れるほど回復をし、大事には至りませんでした。

ほんとうによかったと思います。

でも、よかったで終わらせてはいけないと思います。

リーダー自身が健康でい続けることは、組織や地域社会の安定と発展にもつながります。

すべてのリーダーが、自分の疲労やストレスにしっかりと目を向け、時に立ち止まることの大切さを心に刻んでいただきたいです。