「働き方」改革は「休み方」改革
「働き方」改革は、今や当たり前のワードになってきましたね。
ドライバー、教員、医師など、ハードワークで健康を害する方が多い職業でも、ようやく「働き方」改革を実効性のあるものに、ということで、ようやくルール作りが成されました。
さて、この「働き方」改革は、実は「休み方」改革でもあります。
効果的な休み方
みなさんは、効果的な休み方ができていますか?よい仕事には、よい休みが必要。
効果的に休むことで、疲労やストレスの軽減になり、活力が湧いてきて、仕事のパフォーマンス発揮に繋がります。
リカバリーのために
では、効果的に休むには、どうしたらよいでしょう。
ぜひ、次の4つの「リカバリー要素」を取り入れてください。
①心理的距離
休憩時間、終業後、休日に、仕事のことを考えないで、心理的に離れること
②コントロール
休憩時間、終業後、休日の過ごし方を自分自身で決められること
③リラックス
休憩中、終業後、休日に、緊張を和らげ、くつろぐこと
④熟達
終業後、休日などを利用し、何かを学ぶこと
いかがでしょうか?
4つとも、既にできているという方もあるでしょうが、なかなか…という方もあるでしょう。
休み方の悩み
カウンセリングで聞かれる話としては、
・帰宅後や休みの日も仕事のことを考えてしまう
・休日は子供の行事で忙しく、自分の休みにならない
・くつろいでいることに罪悪感を覚える
・仕事で疲れてしまい、他の活動が何もできない
などがあります。
できることから始めましょう
家庭の状況で、休日のスケジュールが埋まってしまうこともあるかと思いますが、どこかで1時間くらいは、自分のリラックス時間を捻出してほしいです。
マッサージやサウナに行くのもいいですし、1人、カフェでお茶するのもお勧めです。
半ば強制的にでも
また、熟達のための勉強は、「やれたらやる」ではなく、予定に入れてしまった方がよいのではないでしょうか。
時には、自分を優先に休日の計画を立て、仕事に役立つ学びでも、仕事とは関係ない学びでも、新鮮な学びや体験をする機会を持つことで、そのことに集中でき、自然と日常の仕事とは心理的距離を置くことになります。
つい、仕事のことを考えてしまう方は、考えられない環境に半ば強制的に身を置くことで、「休み方」改革に取り組んでみましょう。
参考資料:令和元年度版 労働経済白書