職場のパワハラ防止対策
みなさん、職場でのパワーハラスメント対策、していますか?
「パワハラ防止法」と呼ばれる、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(略して「労働施策総合推進法」)」が2020年に施行され、当初、大企業にのみ義務づけられていたパワハラ対策が、2022年には中小企業にも義務づけられています。
みなさんにとっても、社内での学習の機会や注意喚起の機会も増え、「対策しています」という組織が大方であろうと思います。
あるいは、対策しているかどうかは別としても、人として当たり前という価値観も定着してきていますよね。
12月は、年に1回のチェックの機会
とは言え、時々は「そうだった、そうだった」と胸に刻み直す必要もあります。だから、年に1回「職場のパワハラ撲滅月間」とされる12月は、襟を正すよい機会と思います。
今年も厚生労働省が、12月10日(火)に、無料シンポジウムを開催します。オンラインでも参加可能です。
カスハラが大問題に
そのテーマが、「カスタマーハラスメント」。ここのところ社会問題ともなっている重いテーマです。
世の中の動きとしても、「カスハラ対策基本指針」を公表した企業・団体は年々増加しています。つい先日は、当社のお隣の県 三重県桑名市議会で、「カスハラ防止条例案」が提出され、採択される見込みとなっています。
自治体も自分の所の市民に対し、このような条例を作らないといけないとは、何ともやりきれない感じもしますが、職員を守らねばという危機感の表れでしょう。
今は、多くの組織が、自組織内でのパワハラを防止すると同時に、従業員を守るためのカスハラ防止対策を行わなければならないのですよね。
カスハラはメンタルヘルスの不調に繋がる
業種によっては、仕事相手からの酷い叱責、大声、時には暴力など、対応に困ってメンタルヘルス不調に陥るケースや、離職に繋がるケースもあって、経営課題にもなっていると思います。
防止できることは防止して、起きてしまったときの従業員のケアとして、社内の上司や先輩社員からのサポートのみならず社外のカウンセラーとのカウンセリングを導入されるとよいのではないでしょうか。
必要をお感じの方は、ぜひお問い合わせください。
「明るい職場応援団」というウェブサイトは、ハラスメントに関する色んな情報が豊富です。ダウンロードして使えるリーフレット類も充実しているので、一度ご覧ください。